豊富な天然資源と経済の繁栄は反比例

以前紹介したウィリアム・バーンスタイン「豊かさの誕生
のおかげで、昔よく勉強した世界史の理解が深まったよ。

16世紀スペインは、カルロス1世、フェリペ2世在位時のハプスブルク朝の時、
ヨーロッパ最強国として君臨していたのに、あっという間に衰退してしまう。
教科書上だと、1588年にイギリスとの戦争で、
無敵艦隊が敗れたのをきっかけに没落した、というように書かれているけど…。

経済の視点から見てみると、スペインの植民地の銀に問題があったんだな。
当時、コルテスがアステカ王国、ピサロがインカ帝国を征服し、
その地域から大量の銀鉱脈が発見されて、本国スペインへ輸送された。

アメリカ大陸からの銀の大量獲得で、金銭感覚がマヒしてしまい、
また、商業や産業ではなく、征服による略奪にばかり精力を注入してしまう。
無敵艦隊がイギリスに敗れ、銀が枯渇したときに残ったのは、
軍事費を使いすぎた大赤字の政府だけ。。。

バーンスタインはこの本の中で、
天然資源の豊富さと経済繁栄の間には、負の相関関係がある。」と言ってる。
穴掘れば儲かるってシステムじゃ、頭使って働こうって気にはならんわな。
日本人が勤勉と言われるのは、日本に天然資源が全くないからかもね。

そう考えていくと、石油を代表とする天然資源で潤ってる国なんかより、
日本に投資をしておいた方が、長い目で見ていいってことさ。>>>つづく

コメント

  1. トレンド より:

    Σ(゚Д゚)おぉ!!
    これは資源に依存した国は代替燃料によって衰退する将来を予見するような話ですね。金の流通量だけ増えても”物”が増えなければインフレになるだけ末端の人間の生活はむしろ悪化しそうですよね?
    豊かさというのはお金が末端の人まで循環する仕組み造りなんですかね?
    ↓この本”はてなの近藤社長”が経済誌で推薦してましたね、ミクシィよりはてななまろさんは読了済みですか?自分も興味が沸きましたよ。
    「みんなの意見」は案外正しい

  2. まろ@管理人 より:

    金銀の流通量が増えるとインフレになる、鋭いですね。
    実際、スペインへの銀の流入に伴い、物価が約3倍になったそうです。
    世界史では「価格革命」なんて言葉で習います。
    このインフレの恩恵を受け、次なる強国になったのがオランダで…。
    この先はまとめてまた記事にしますね。
    『「みんなの意見」は案外正しい』は、
    私は強く薦めるほどではないと思います。
    これを踏まえて書かれたベストセラー、
    梅田望夫氏の「ウェブ進化論」を読んでおけば十分かと。
    たしかに私は「ミクシィ」より「はてな」派です。
    ついでにお薦めIT企業として「チームラボ」もあげておきます。

  3. サイト管理者 より:

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