道徳は後からヨチヨチついてくる

暇だから本ぐらいたくさん読もう、と欲望のおもむくまま、本を読んだ。
9月末に今年読んだ本が200冊を超えた時、無駄に読みすぎている気がした。
そんな時、ちょうどダーウィンの「種の起源」を読まなきゃ、と思い立ち調べると…
光文社古典新訳文庫」なるシリーズを発見!
100冊以上出版されているようだが、たぶん1冊も読んだことがない!恥ずかしぃ~
というわけで、時間があるうちに古典をやっつけよう、と心に誓うのだった。


さっそく、カント「永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編」から
「自然ななりゆきとして、人類の進歩において、才能、熟練、趣味、そしてその結果としての奢侈は、道徳の発達よりも早く発展する。この<ずれ>は、人間の身体には快適なものであるが、道徳にとってはきわめて大きな重荷となり、危険な状態をもたらす。欲望を満たす手段よりも、欲望の力がはるかに大きいからだ。こうして人間の道徳的な素質は、ホラティウスが「よろめき歩きの罰」と述べたように、欲望のあとを、よろめきながら追うのである。欲望はせっかちに進むために、足がもつれてつまずくので、道徳はやがて欲望に追いつくだろう。」

昨年、欲望はド派手にズッコケた。でも道徳が追いつく前に再び走り出したような…