ラッセル「幸福論」-幸福な人(17章)

前回の「努力とあきらめ」について、ちょこっと追加。
たとえ精一杯、努力しても、うまくいかなくて、あきらめても、
「あのときあんなにがんばれたから」って、いつか勇気の源になる日が来る。

さて、ラッセル「幸福論」の引用を交えての連載は、今日で最後。

人間は、自分の情熱と興味が内ではなく外へ向けられているかぎり、幸福をつかめるはずである。」P267

自分の人生が幸せかどうか、自問するようなのは、すべての不幸のはじまり。
人は、自分が思っているほど、幸せでも不幸でもないんだよ。

ならば、自分のことはおいといて、この世の様々なものに興味を持とう。
世の中には、面白いこと、感動することが本当にたくさんあって、
すべてを追いかけるには、私たちに与えられた時間は少なすぎるくらいなんだ。

元気が出ない時は、たとえば行き帰りの道で、少しだけ視線を上にしてみて。
昼間だったら、きれいな新緑が目に飛び込んでくるよ。
日が落ちてからは、月が見えるし、都会でも星が見える(節電のおかげ?)。
そんなことをきっかけに、興味がわいて、何かを調べたくなるかもしれない。

人生を楽しむ♪ってことは、そんなちょっとしたことの積み重ねなんだよね。
ってなところで、このシリーズはおしまい。
みんなが楽しいゴールデンウィークをすごせますように。

ラッセル幸福論 (岩波文庫) ラッセル幸福論 (岩波文庫)
(1991/03/18)
B. ラッセル
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