瀬戸内寂聴「生きることば あなたへ」

いろいろあった今だから共感できる内容で、本との出会いも不思議。
なんだか最近、今まではなんとも思わなかったものが輝いて見えたりして、
ちょっとオーバーな部分を引用すると、

人間が死ぬと決まったときに目に映る世界は、どんなに美しく、愛おしいものでしょう。あらゆる、ものというものが、ひときわ光彩を放って映ることでしょう。」P26

あとここ半年くらいの症状なんだけど、人との縁に幸せを感じ始めたら、
1人で食事や旅に出かけても、以前のように楽しめなくなっちゃった。
また今回、健康不安に襲われた時、妙なほどの寂しさを感じた。

人間は本来孤独なものです。そうとわかってはいても、やっぱり他人の愛を求めたがる。孤独だからこそ、愛がほしいし、語り合う人がほしい。肌であたためあう相手がほしいのでしょう。」P63

もうそろそろ限界なのかな。
自分のためだけに生きていくの、ってなんだか味気ないから。
心に愛がなければ、どんなに恵まれていても、さびしい人生なんだね。

でも、相思相愛の関係がどのようにできあがるのか、よく分からない。
この人だったらいいのにな、と感じる瞬間のある人はいるけど…
もしも相手が同じ想いなら、なんとなく距離が近づいていくものなのかな。

幸福になるためには、人から愛されるのがいちばんの近道です。そのためにはまず、自分が自分を愛さないといけません。よくがんばっているなと、自分をほめる。そして自分が幸せな気分になるのです。自分が自分を愛して幸せになったら、そのあなたを見て、必ず人が近づいてきます。するとその人も幸せになり、自分ももっと幸せになる。幸せとは循環なのです。」P190

健康不安は杞憂に終わり、これからも人生が続くことが分かったから、
まずは、どこに身をおいていれば、一番輝けるのか、しっかり考えよう。
自分が幸せでいることが、未来につながると信じて。。。

生きることば あなたへ生きることば あなたへ
(2009/06/11)
瀬戸内 寂聴
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