基準は自分の内側に

富と幸福をテーマに世界の名言等をかき集めたりしてるけど(→記事一覧)、
足を知る」ことの難しさは、自分と他人とを比較してしまうことが原因。
自分の中に確かな価値観がなければ、外側に行動基準を求めてしまう。
その結果、常に隣の芝は青く見えてしまい、幸せから遠ざかる…。

資産運用でインデックス指標と自分の成績を比べることは、
喜んだり、悲しんだり、やたら忙しくなり、投資を楽しむことができない要因に。
インデックス投資家は、自らを指標に同化させることで、こうした悩みはない。
では個別株の投資家は、どのような基準を持って資産運用にのぞむべきか?

その最もシンプルな答えの1つは、あつまろさんのブログにあった。
 ○年までに○万円が目標!
と預貯金を含めた金融資産の総額で目標を立てている。
何歳までにいくら欲しいと明確であれば、指標に対する勝ち負けには無関係。
株式の評価額が下がっても、毎月の貯蓄額を増やして微調整をしながら、
心静かに淡々と目標達成に邁進するのみ。周囲の雑音とは無縁でいられる。

幕末から明治にかけての外国人による日本評がたくさん引用されている、
 渡辺京二逝きし世の面影
を今読んでいて、この頃の日本人は、貧しくても人々がみな幸せそうで、
訪日した世界の人々が日本を絶賛し、愛着を持っていたことを知った。
日本へ西洋文明を持ち込むことに、罪悪感すら感じていた外国人もいた。
鎖国していたおかげで、他国との比較に追い立てられることがなかったから、
人々が自分の中に価値観を持ち、幸せに暮らすことができたのかもしれない。

一方、鎖国とは真逆の現在のグローバル化。
企業は労働コストの安い国に勝つために、絶え間のない効率化を要求され、
社員は新興国の労働者の同じレベルじゃダメだ、と追い立てられている。

もちろん過去には戻れない。だが昔よりも確実に幸せが遠くなった。。。

コメント

  1. baboocon より:

    基準は自分の内側に、ですか。たしかバフェット氏も「内なるスコアカード」という言葉を使っていましたね。
    あつまろさんの「○年までに○万円が目標」という目標の立て方は僕も見習いたいと思います。
    最終的には資産額ではなく、毎年○万円の配当収入、というようにフローの方を重視したいですが。
    なかなか口ではいっても、自分のなかの基準を貫き通すことって難しいです。
    ある意味、自分の基準を持ち続けられること自体が幸せなのかも、という気がします。

  2. あつまろ より:

    まろさん、こんにちは。
    「基準は自分の内側に」というタイトルにビビっときました。
    その理由は先日、まろさんがコメントして頂いた内容から、バフェット氏の言葉で「内なるスコアカード」の大切さが頭に焼きついていたので、タイトルを見てちょうど意識している考えと同義の意味だなーと思ったのです。
    そんな思いで、読んでみるとやはり同件でしたね。
    考えのシンクロ具合にうれしくなり、コメントしたという次第です。

  3. まろ@管理人 より:

    お二人で「内なるスコアカード」というキーワードで盛り上がってますが、わたしなんのことか分からなかったりして。何の本に書いてあるのですか? あー恥ずかしい…
    資産額の目標って難しいですね。
    あつまろさんは取り組みを公開し、なおかつ着実に目標をクリアされているところが、とっても凄いです。
    特に私なんか今、仕事やめちゃって収入が不安定だし、しかも将来何かの間違えで結婚しちゃったりして?なんて考え始めたら、訳が分からなくなっちゃう。
    「自分の基準を持ち続けられること自体が幸せなのかも」
    なるほろ。なんとなくセルバンテスのドンキホーテみたいな感じかもです。

  4. まろ@管理人 より:

    あぁ、"The Inner Scorecard"のことでしたか…(笑)
    なんか無理して英語で読んだから、頭に全然残ってない。ダメだねぇ…

  5. あつまろ より:

    まろさん、こんにちは。
    そうです、スノーボールです。
    内なるスコアカードって、The Inner Scorecardなんですね。
    あれだけの量を英語で読むとはさすがですねぇ。

  6. まろ@管理人 より:

    ぜんぜん、さすがじゃないです。
    英語大嫌いだから、バフェットさんの本ならちゃんと読むのでは?とがんばってみたものの…。結果はこのとおり、頭の中にほとんど残っていない惨状です(涙)
    大学院で英語堪能な若い子がいて、「凄いねぇ、就職するとき有利なんじゃない?」って話したら、「最近、私くらいのレベルの人が多いみたいで、そうでもないんですよ。」って返されて絶句!
    近頃の若いもんは、、、凄すぎる!!