イタリアの食へのこだわり

この記事は約2分で読めます。

先週末、早稲田大学ではファイナンス学会の大会が実施されていたけど、
私が参加してたのは、同じ早稲田の文化構想学部の「食の文化研究会」。
スローフード・ジャパンの副会長、石田雅芳氏の講演会。
スローフードって響きが私にピッタリで、ファイナンスどころではなかったのだ。

スローフード運動の発祥はイタリア。
1980年代半ば、ローマのスペイン広場へのマクドナルド出店をきっかけに、
イタリアの食文化を食いつぶされてなるものか!という運動がはじまり。
日本では2001年の「日本におけるイタリア年」を機にスローフードブーム。

イタリア語では、”vivere”(生きる)と”mangiare”(食べる)が同義語らしく、
よく生きることは、よく食べること」なんだって。Meraviglioso!!

イタリアには地域密着の食文化がある。その背景は、

  • イタリアは都市国家(ヴェネツィア共和国など)が主体の時期が長い
  • 変わらないことの美徳(受けとった文化をそのまま次の世代に渡す)

スローフードのモットーは、
Buono, Pulito e Giusto”(おいしい、きれい、ただしい)
※ただしい…食品生産者が労働に対して公正な報酬を受け取るという正しさ。

スローフード運動の延長で、ピエモンテ州に食を研究する大学もあるそうで。
University of Gastronomic Sciences”(通称「スローフード大学」)

しかし妙なタイミングで、おもしろいものに出会ってしまったね。
「投資」がダメなら、残る興味の対象は「食」か「日本」だから…

コメント

  1. 匿名 より:

    日本人ももっと食を大切にしよう!人生を楽しもう!