日本人の職業観はよみがえる

人々の強欲さに加速度をつけてしまった(今回の金融危機の一因でもある)
"顧客に与えた利益×○%"って成功報酬の仕組みがなくなるといいなと思う。
時給に直すともらいすぎだし、勝ち逃げ型給与は経済にも悪影響。
かつて美徳とされた、日本的な職業観が再び注目されるかもしれない。

山本七平氏が「日本資本主義の精神」で
仕事は純経済的な行為ではなく、一種の精神的充足を求める行為
と語るよう、日本人にとって仕事の報酬とは、働きがいそのものだった。
先輩・後輩は、師匠と弟子のような関係で、"仕事=修行"だったとも言える。
日本人にとって仕事とは、単にお金を得るためのものではなく、
人として成長する機会を提供してくれるものであり、
また職場の仲間と協力することで、家族がもう1つできるようなものだった

かつての日本人の職業観は、終身雇用と年功序列によって支えられ、
これが崩壊した今も、働きがいを重視する姿勢は失われていない。

世界青年意識調査2001(18~24歳を対象にしたアンケート)
職業選択の国際比較

悪い部分(年功序列)を捨てたら、輝いていた日本人の職業観まで失われる、
というのはおかしな話。形を変え、よりパワーアップして復活するに違いない。

もちろん、本多静六氏が「私の財産告白」で
経済的な自立が強固になるにつれて、勤務のほうにもますます励みがつき、学問と教育の職業を道楽化して、いよいよ面白く、人一倍に働いたものである。
と語るよう、楽しく、いい仕事をするにはお金も重要。中庸が大事だね。

職場結婚が減少(人口問題研究所「結婚と出産に関する全国調査」より)
かつて恋愛結婚のトップだった職場結婚の割合は1992年をピークに減少。
2005年に、"友人などの紹介を通じた出会い"にトップを明け渡した。
なんとなく関係ありそうな変化だから、おまけでメモ。