藤和彦「原油暴落で変わる世界」(2015年3月出版)

年初から原油安が金融市場の不安定要因として騒がれるが、
2014年6月から年末にかけて半値になった暴落の方が衝撃的。
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原油暴落で変わる世界その時の暴落を受けて2015年3月に出版された一冊。
今のタイミングで読んでみると面白いかもしれない。

原油暴落の背景はシェール革命。

  • 価格競争により今後10年は1バレル20~50ドルで推移
  • 20ドルを下回るとシェール企業は生産を取りやめる
  • 50ドルを上回ればシェール企業の生産が活発化

原油暴落が金融危機の引き金に?

  • 原油価格の急落で信用力の低いシェール企業に減収の恐れ
  • シェール企業の多くは開発費を社債に頼っている
  • シェール企業のジャンク債発行規模…2,972億ドル (2014年10月)

原油暴落に伴う地政学への影響

  • アメリカにとって中東地域の安定が国是でなくなった
  • オバマ大統領の「世界の警察官をやめる」宣言(2013年9月)

そういえばアメリカが世界の警察官やめると言ってから、
国際社会のルールを無視した行動がまかり通るようになった。
日本にとって問題なのは東アジアの制海権確保を狙う中国。
原油価格下落でガソリン安くなった♪と喜んではいられない…。