長期投資を揺るがす進化論と時間論の捉え方

年明けから株価が急落したことで相場環境が好転。
久しぶりに投資に興味が沸いてきたところで頭の整理。

長期投資が儲かる!と信じることは、

  1. 曲解された進化論
  2. 直線的な時間世界

を支持することと同じではないかと最近思う。
進化論については、

でまとめたばかり。

ダーウィンの自然淘汰による進化の理論が、
時間とともに社会が進歩・革新し、高次元の社会へ移行する
といった拡大解釈につながり、これが資本主義の根底にもある。

そして社会は進歩する、歴史は発展するという考え方は、
「過去→現在→未来」という直線的な時間世界とも重なる。
西洋の時間はニーチェの登場まで連続的・直線的だったから。

上記のような進化論・時間論の捉え方は、
意識せずとも長期投資の思想的な拠り所と言える。

でも東洋に目を向ければ仏教には独自の時間世界がある。
原始仏教のころから輪廻転生といった循環的な時間はもちろん、
私たちには過去や未来はなく現在のみがあると説いた

  • 三世実有(さんぜじつう)
  • 過未無体(かみむたい)

といった非連続な時間世界を描いた教えがある。

現在という立ち位置において、過去を想起し、未来を予見する。
こう捉えると確かに前後(過去・未来)があるように感じる。
でも存在するものは現在を生きていてその前後はないということ。

大きな出来事が起きた時に、心の中で過去が整理・再評価され、
現在に向かって必然的に進んできたかのような錯覚を起こす。
でも人生はじめ経済や社会のこれまで(過去・現在)は、
これから起きること(未来)に再編集され続けるのだ。

「投資期間が長くなれば、リスクはゼロに向かって減少していくというのは真実でない。 訪れる年はどの年も、残された全期間にとっての最初の年なのである。」(by ポール・サミュエルソン)

以上のようなことを頭に入れて、
久しぶりに投資したい企業探しでもはじめてみようかな。
ちなみに最近気になる会社はドイツのSAP。

サッカーのデータ革命を支える応援したい会社。