レポートを読もう、そして感想を伝えよう/本日のスープ65皿目

リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。
m@さんからのご寄稿コラムです。


前回、rennyさんがアダム・スミスの懸念を払拭するためには機関投資家だけでなく個人投資家自身も変化する必要があるのではないか?と書かれていました。

株式会社がしっかりと機能するためには責任を分けた経営者、株主、従業員それぞれが同じ方向を向く必要があります。それぞれが自分の保身のことばかり考えていては会社は長続きしません。

会社が四半期決算を開示するようになってから株式市場は四半期決算を当てるゲームになりつつあります。四半期決算の発表に向けて期待とともに株価が形成され、決算発表という答え合わせで一旦精算される感じです。

スチュワードシップ・コードやコーポレートガバナンス・コード、そして統合報告というように機関投資家や企業に対して数字だけでなく、目に見えない価値を評価しようという流れが来ています。

企業のIR担当者さんと話していてよく話題に出るのは「IRの報告書って読んでますか?」「個人投資家はどんな事が知りたいですか?」という点です。ここ数年、アニュアルレポートの質は格段に良くなって来ていますが、残念ながら個人投資家からアニュアルレポートやCSRレポート、統合報告について言及される機会は少ないのが現実です。

企業側もせっかく作ったのに手応えがないままでは改善のしようがないですし、個人投資家としても質の高い情報を入手できる機会を生み出すチャンスです。

お土産目当てに株主総会の入口まで来て帰っていくのが個人投資家という悪しきイメージを払拭するためにも、個人投資家から企業のIRレポートを読んだ感想を企業にフィードバックしてはどうでしょうか?