桜に込めた豊作の祈り

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作品社の「日本の名随筆・桜」を手に入れた♪
このシリーズはテーマ事、近現代のエッセイが読めておもしろい。
山本健吉「花」に興味をひく一節があった。

桜の花が注目されたのは、むしろ別の生活上の必要、つまりその年の穀物の豊凶を、その花の散りぐあいで占うためであった。花とは元来、花ではない。前兆・先触れということだ。

庶民にとっての「花」は「稲の花」。
そして桜の語源は、「さ(穀物の精霊)」、「くら(神が座る場所)」
つまり雪が消えて冬が終わり、穀物の精霊が舞い降りてくる場所ってこと。

桜の花がいつもより早く散ると、その年の収穫にとって悪い予兆。
桜の花が散るのを惜しむ心には、豊作を願う想いの名残があるのかな。

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