印傳屋 上原勇七。秘伝を公開して成功!

弟子が扇子をプレゼントしてくれた。
14歳の頃から扇子を愛用してるけど(下敷きで扇ぐのはダサイ)、
そういえば扇の部分が紙じゃない扇子は初めてかも。
江戸時代から織られてる「遠州綿紬」なる素材らしい。

140604印傳屋 上原勇七

製造元が「印傳屋 上原勇七」。
なんか見覚えのある名前。有名な老舗企業では?
調べてみたらやっぱり!

創業が1582年。本能寺の変があった年だよ。
鹿革に模様をつける「印伝」と呼ばれる伝統工芸。
戦国武将の鎧や兜を飾ったのがそのはじまり。

つまり私がいただいたプレゼントは、
扇子は脇役で、革製の小銭入れこそ主役だったのだ!

さて、この印傳屋 上原勇七、年商は20~30億円と、
伝統工芸のなかでは成功しているけど、それには訳がある。

1955年に経営を受け継いだ13代目上原勇七氏が、
一子相伝の印伝技法を社内の職人と共有したことで、
時代にあった新商品のアイデアが生まれやすい環境ができ、
また量産が可能になったことで戦後急成長したのだとか。

日本の経営学者はアメリカかぶれが多いけど、
自国の老舗企業を研究して「ビジョナリー・カンパニー」
みたいな本を書いて欲しいよね。

そして私にピッタリの今回のプレゼント。
このおもてなしの精神もまた「和」の伝統だね。感謝。