胡椒の日本史

みんなの好きな香辛料は何?
私は胡椒
食へのこだわりの始まりがラーメンからだったからかな。
でも和食ではあまり使わない香辛料だね。

日本の文献に初めて胡椒が登場するのは、
聖武天皇(701~56)の遺品として正倉院に収められた
60種の薬物リスト「種々薬帳(しゅじゅやくちょう)」。
→リストの詳細はくすり博物館のWebサイトにある

日本人は長らく魚・野菜中心の食事をしてきたから、
山椒や山葵、生姜が香辛料として愛用されてきた。
湿気が多い気候だから殺菌力重視ってこともあるかな。
だから食用としての胡椒の出番は少なかったみたい。

でも江戸時代には料理に使われていた記録があり、

  • うどんには胡椒と梅が定番(料理物語/1643年刊)
  • ご飯にだし汁と胡椒をかけた「胡椒飯」(名飯部類/1802年刊)

両方、試してみたら、意外とおいしかったよ。
でも七味唐辛子が登場(1625年)して以降は、
うどんの友としての胡椒の存在感は徐々に薄れたみたい。

そして横浜中華街の原型が明治初期に現れた頃、
ラーメンとセットで胡椒がふたたび使われるようになる。
こんなところが胡椒の日本史。