型を覚えることが創造への第一歩

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脳細胞が絶えず入れ替わるのに、私たちの記憶が保たれるのは、

神経回路の「型」が覚えているかも、というのが昨日の話

ふと気がつけば「型」の大切さはあげればキリがない。

たとえば日本文化においては、

  • 和歌で型を守らなければ、ただのショートポエム
  • 茶道で型を守らなければ、ただのティー・パーティー
  • 華道で型を守らなければ、ただのフラワー・アレンジメント

となってしまい「美」の創出から遠ざかってしまう。

既存の型を守り、型を破って外に出て、型を離れて新たな型を生む。

すべては「型」を覚えることから修行がはじまるのだ。

※芸能の分野ではこの過程を「守破離」と呼んでいる。

もちろん文化の話だけではない。

不朽の名著とされるジェームス・ヤング「アイデアの作り方」

著者はアイデア作成の基礎となる一般原理として、

  • アイデアとは既存の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
  • 既存の要素を新しい1つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい

の2点をあげている。

つまり既存の知識の巧みな編集からアイデアが生まれるのだ。

ということはアイデア創出においても「型」が重要

今はGoogleに聞けば、すぐに答えが得られる時代。

ものを覚えることを軽視しすぎているような気がする。

型を覚えることが創造への第一歩であることを忘れないで!

というわけで新入社員のみなさん、研修がんばってね。

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