「食」から見る大航海時代と日本の鎖国

古代ローマでもラザニアに似た食があったそうだが、
パスタが今のかたちに近くなったのは11~12世紀。
乾燥パスタがシチリアで、生パスタが北イタリアで作られはじめた。
でも味付けはチーズと胡椒をかけただけの悲しくもシンプルな…

パスタに多彩な味わいが宿るのは大航海時代
1554年アメリカ大陸から「トマト」がイタリアやってきた!
ヨーロッパ諸国のトマトへの愛はその愛称から見てとれる。

  • 愛のりんご(フランス)
  • 天国のりんご(ドイツ)
  • 黄金のりんご(イタリア)

キリスト教世界で「りんご」といえば「アダムとイブ」だから、
特別な存在の食べ物に付けられた愛称ってことだよね。
トマト以外にも大航海時代にヨーロッパへやってきた食材は多く、

  • じゃがいも
  • とうもろこし
  • かぼちゃ
  • コーヒー
  • 砂糖

ヨーロッパ人にとってなくてはならない食べ物が数多い。
大航海時代以前のヨーロッパの食卓はとても貧しかったんだ。

だから大航海時代に植民の対象となったのは、
ヨーロッパへの食糧提供のための土地と奴隷が豊富だった地域

日本が鎖国をしたのは列強の植民地にならないようにするため、
なんて言われることもあるけど、食の面から日本は植民の対象外。
当時の日本は世界最強の鉄砲生産国だったしね。

  • 長篠の戦い(1575年)で織田信長が用意した鉄砲は3,000丁
  • ユグノー戦争(1562~98年)でアンリ4世が使用した鉄砲は30丁

「食」を切り口に歴史を見直すと、また違う景色が見えておもしろい♪

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(2011/11/19)
池上 俊一
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