17~20世紀日本の名言集/磯田道史「日本人の叡智」

ベストセラー「武士の家計簿」の著者が集めた名言集。
初めて目にする名前も多く、とってもおもしろかった。
98人の名言のうち目に止まったものを書きとめておくと、

江村専斎
もとより他術なし。平生、ただ些の一字を守るのみ。食を喫する些、思慮も些、養生も些のみ。

戦国時代に生まれ、数え100歳まで生きた人物の長生きの秘訣。
「些(いささか)」って響きがなんだか美しい。

中根東里
出る月を待つべし。散る花を追うことなかれ。

人生、いい時もあれば悪いときもある。
下り坂になったらジタバタせず、次の機会を静かに待とう。

牛田権三郎
理と非との中にこもれる理外の理、米の高下のみなもとと知れ。

欧米発の投資・金融理論は見るべきものはなし、と悟った頃、
江戸時代の米相場師を調べてみなければと思いつつ進んでいない。

大橋佐平
機会は自ら作るべし、時の来るのを待つというは迂遠なり。自ら思い立つ時が即ち機なり。

いつやるか? 今でしょ!」の明治時代版だね。

堺利彦
心の真実を素直に大胆に表すことを勉めさえすれば文章は必ず速やかに上達する。

私がブログを続けている理由の1つは、
心に生じた多彩な想いを純度を高く表現してみたいから。
この想いが続くなら、文章もうまくなるかもね。

山本玄峰
死んでから仏になるはいらぬこと。この世のうちによき人となれ。

亡くなった人はたいがい「いい人でした…」と言われるもの。
だから生きているうちに、言われなきゃ価値ないよね。