タイミング次第の世の中だから

歴史を動かすような出来事は集中して起こるもの。
波に乗れるかどうか、そのタイミングが勝敗を分ける。
同じことは金融市場でもあてはまる。

市場のタイミングはきわめて重要である。巨額の利益と損失は短期間に集中して起こる。
---ベノワ・マンデルブロ「禁断の金融10ヶ条」

値上がりするときも、値下がりするときもあっという間。
投資家のみなさんは心当たりがあるでしょ?
ちなみにジョージ・ソロスが伝説となった1992年のポンド取引。
15億ドルの利益を上げた期間はわずか2週間なんだよ。
とはいえタイミングを見極めるのは、常人にはまず不可能。

人生においてもタイミングや運がとても大事だったりする。

  • 1~3月生まれはスポーツ選手になりにくい
  • 大学卒業の年度によって就職内定率が上下する

のように、生まれつきどうにもならない話だってある。
努力に見合った成功を手にしたいと誰もが願うものだけど、
不確実性に満ちたこの世界では結局、運がものをいう。
ここで絶望してはいけない。

最高のリターンは、株価が一番上昇するタイミングを逃さないようにするため、ほとんどの期間にポジションを持ち続けることによって達成できる。
---クリストファー・ブラウン「バリュー投資」P152

短い期間で捉えれば、たしかにタイミングがすべて。
でも続けることで思わぬ幸運と出会うこともあるだろう。

生きるということは死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、与えられた才能や日々の仕事に努力しつづけることです。
---瀬戸内寂聴「生きることば あなたへ」P214

株式投資の成功・失敗はお金の損得でしか計れないけど、
幸いにして私たちの人生は多彩な見方ができるもの。

黒だと思っていたものが白だった、なんて単純なことではなく、たった一色だと思っていたものが、よく見るとじつにいろんな色を秘めていた、という感じに近いかもしれない。
---森絵都「カラフル」

だから楽しんで続けられるかたちを見つけて気長にいこう。
いつしか「やってくる偶然」と「迎えに行く偶然」が出会う、
セレンディピティが舞い降りる瞬間が訪れることを願って。

コメント

  1. まろ@管理人 より:

    【追伸】
    先週、ちょっとした依頼があって、うーん。
    こういうかたちでなら「投資」に関する話をすることができるのだけど…、というのを頭の整理がてら書いてみた。
    まぁ採用されることはないでしょうな(苦笑)

  2. トウシューズ より:

    そんなことはないと思いますよ(*^_^*)
    とてもステキだと思って読ませていただきました(*^_^*)

  3. まろ@管理人 より:

    「これって運が悪かったら私、死んでたよね…」みたいな話がいままで2,3個あるから、私は運の良さだけはメチャクチャ自信のある人なんです。そんなわけでこういう発想になるのかも。。。

  4. 赤大将 より:

    強運は人生における実質的に最強の武器だと私は思ってます。
    生まれ持っての特別な才能などは紛れもなく強力なのですが
    そんな天賦の才を持てる人など極めて僅か。
    その僅かに恵まれても運に見放されれば不遇で終わることも。
    大きな災難を回避できた、よい出会いにめぐり合えた、挑戦
    する機会を得られた。運がよい人は、チャンスが多い人です。
    そしてそのチャンスに感謝し思いっきり活用できる人が真の
    成功者たるのではないか、そう思ってます。
    そんなわけで、まろさんの活躍に期待している私です。

  5. 赤大将 より:

    追記:
    まろさんが書かれてるような投資の話は私としては大好きで
    ぜひ詳しく聞いてみたいのですが…、一般受けはするかどうか
    微妙なんでしょうね。
    自分自身の投資スタイルが、バリュー株を中心に、技術があったり
    有用性があって、手堅く今後も事業を積み上げていけそうなところ
    を広くちょっとずつ手を出して、あとはそれが実を結んでくれるか
    他の投資家から注目されるという機会を待つという、網を張って
    幸運(タイミング)を待つという方針なのでまろさんのおっしゃる
    ことがすごくしっくり来るのです。
    日々チャートを睨みながら神経を研ぎ澄ませてるトレーダータイプ
    の人から見れば違和感あるでしょうけど、投資にじっくり取り組む
    人にはいい刺激になるんじゃないかと思います。

  6. まろ@管理人 より:

    いつもベタ誉めで照れます。。。
    ただ私の投資の話は売れ筋ではないんですよね。
    みんな手っ取り早く儲けられそうな話を探している。そして騙され、損をする。。。
    でも私自身はかなり自信あるんですよ。投資の研究家になろうとして仕事やめて大学院まで行って、現代の投資理論じゃ何も分からん!とワイルドに投げ捨ててきたので(笑)