敗者復活が日本の母型/古事記を読む・3

黄泉の国から「よみがえる」ではないけれど、
古事記には「敗者復活」の物語が数多く散りばめられている。
例をあげると、

  • イザナキ・イザナミの国生み(最初の出産は失敗)
  • 高天原を追放されたスサノオがヤマタノオロチ退治で英雄に
  • 兄弟に2度殺害されて蘇り、出雲王国を作ったオオクニヌシ
  • 戦いに敗れた後、八咫烏を従え、大和を平定した神武天皇

といった調子の敗北から復活する英雄伝説。
ふと考えれば、日本史にはこの手の復活劇がやたら多い。

  • 壬申の乱での天武天皇は吉野に下ってからの切り返し
  • 平清盛に伊豆へ流された源頼朝が後に平家を破る
  • 隠岐島へ流罪になった後に鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇
  • 信長は金ヶ崎の戦い、家康は三方原の戦いで大敗
  • 第二次大戦後の経済成長

過去に「負」を背負ったものが歴史を動かす
これが神話の時代から一貫して現れる、日本史の基本パターン。
すると今後の日本の折り返し地点はどこなのか?

  • 東日本大震災とそれに伴う原発事故

だったと振り返る日が来るのだろうか。
それとも同時、もしくは別々に起こることが考えられる

  • 日本国債の暴落
  • 首都圏直下型地震

を経なければいけないのか…未来のことは知るよしもない。