2017-08

世界を読み解く方法

現代の知が凝縮されている大学入試の現代文

この10年ほど世の中を読み解く方法を探し続けている。30代の読書はこれを目指して本を選んでいることが多い。 2008年9月のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに、大学院で経営学を学んでみたが底の浅さに...
投信ビジネスの闇と再生への道

アパレル業界の構造的な問題は、投資信託業界にそっくりだ。

先日紹介した「誰がアパレルを殺すのか」を読んでいて、問題点が投資信託の業界とそっくりで、どこも同じなんだなぁと。 この本で指摘されている業界の様々な構造的な問題は、オンワード、ワールド、TSI、三陽商...
お薦めの本

良質な服を着たければ「誰がアパレルを殺すのか」を読むべし!

結婚してもうすぐ2年になり、著しく進歩したことと言えば、料理の腕はもちろん、女性ファッションへの関心が増したこと。 私が一番最初にこのブランドは凄い!と感じたFOXEYは、投資家としては残念ながら非上...
お薦めの本

ひとはなぜ戦争をするのか?(アインシュタイン・フロイト往復書簡)

1932年、国際連盟がアインシュタインにこんな依頼をした。 「今の文明においてもっとも大事だと思われる事柄を、いちばん意見を交換したい相手と書簡を交わしてください。」 アインシュタインが選んだ相手はフ...
お薦めの本

半藤一利「日本のいちばん長い日(決定版)運命の八月十五日」

今日8月15日は日本がポツダム宣言を受諾し第二次世界大戦が終結した日。歴史の教科書では1,2行であっさりと書かれているが…。 1945年8月14日午後1時から翌15日正午の玉音放送に至る1日を描いた一...
世界を読み解く方法

小林秀雄、人工知能を論じる。

小林秀雄が将棋と人工知能について言及したコラムを書いていた。1959年のことだ。※「考えるヒント」の冒頭に収録されている。 「常識で考えれば、将棋という遊戯は、人間の一種の無智を条件としている筈である...
偶然とリスクの諸相

合理性の上に成り立つ文明は虚構/木村敏「異常の構造」

リーマンショックや3.11後の原発事故を目の当たりにして、科学的な合理性とは一体何なのか? 信用に値するものなのか?と疑問に思い悩み、さまざまな本を読みあさった時期があった。 科学的な合理性でリスクは...
お薦めの本

日本の敗戦を織り込んでいた株式市場

かつてのベストセラー 加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」 が文庫化されていたので、山川出版社の「詳説日本史図録」を参照しながら読んだ。 満州事変から太平洋戦争へと突き進む意思決定の過程が、...
お薦めの本

車イスサッカー監督 羽中田昌の挑戦

サッカーを見始めたのがJリーグ開幕直前の1992年頃なので、私にとっての羽中田さんはサッカー解説者というイメージ。 もう10年くらい古いサッカーファンの間では、韮崎高校の伝説のドリブラーであり、その後...
投資や経済の話題

コムジェストに学ぶ、独立系運用会社の生き残りの条件。

先月、私が企画に携わったイベントに、たまたま2日間続けて、コムジェスト・アセットマネジメントの高橋庸介社長にお付き合いいただいた。 詳細については下記のサイト等をどうぞ。 機関投資家・メディア向けのイ...