2013-04

NO IMAGE しあわせのかたち

古代ギリシアの幸福論/循環する時のなかで

ヘロドトス「歴史」に登場するソロンとクロイソスの問答は、 これまでくり返し紹介してきたけど、 「人間死ぬまでは、幸運な人とは呼んでも幸福な人と申すのは差し控えねばなりません。」 この感覚は古代ギリシアで共有されていたようで、 ...
NO IMAGE 古典に学ぶ人生論

しなやかな水のように/老子(8、67、78章)

「弱さ」にこそ「強さ」の源がある。 こんな不思議な反転を初めて指摘したのは、老子だと思う。 私の考える老子の根幹は「水のようにしなやかに国を治めよ!」。 「しなやかに生きろ!」と人生訓に読みかえることもできる。 上善は水のごとし。 水は善...
NO IMAGE 「時」を読み解く

世界を変えたガリレオの時間感覚

投資家として未来予測を追いかけ、あきらめた後、 「時」の扱いへの強い関心だけが私に残った。 常に現在という視点に依存する主観的な時の流れ 過去から未来に向かって順番に並ぶ客観的な時の流れ この2つが頭の中でうまく溶けあわ...
NO IMAGE お薦めの本

恋の和歌/日本の苗代を求めて

現在の日本を知るために歴史を読み解くという観点では、 応仁の乱以後だけで十分、って考えにも一理ある。 現代に通ずる日本の生活文化の原点は室町時代にあるから。 でもそれ以前にさかのぼるべき主題のひとつに「恋」があると思う。 古代の日本...
NO IMAGE 社会や政治の問題など

時代遅れの人間。機械との競争、電王戦…

「機械との競争」。 マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者がまとめたレポート。 小冊子をムリヤリ本にした割高な翻訳本が売られているので、 どーしても読みたい人には英文のKindle版をオススメしたい。 内容を簡単に紹介しておくと。 まず...
NO IMAGE 世界の名言・名文

瀬戸内寂聴「いま、釈迦のことば」

なぜか私の周りで釈迦(仏陀)が流行っている。 わずか1週間の間に2人から 手塚治虫の「ブッダ」を読んでインドの勉強します! 釈迦を学ぶなら中村元の本がお薦めです! なんて話をされ、知を求む人に囲まれていてなんか幸せ。 でも、私自身は...
NO IMAGE 世界を読み解く方法

対角線の思考法/世界を読み解く方法を求めて

専門性の追求を離れ、気ままに知の冒険を楽しむ日々。 当初は投資家として大局観や大局的な思考法の獲得が目的だった。 「全体を判断する目とは、大局観である。1つの場面で、今はどういう状況で、これから先どうしたらいいのか、そういう状況判断ができ...
NO IMAGE 食文化と美食探訪

味噌の日本史

まずは931~38年に編さんされた辞典「和名類聚抄」。 味噌の語源について語られている。 「末醤は、高麗醤ともいい、美蘇のことである。俗に味醤の字を用いる。本来は末醤といったが、末は搗末の意味である。末を訛って未とし、未を点じて味と...
日本の美意識

兼好法師の月見/徒然草137段など

便利な時代になった。 徒然草に描かれた兼好法師の「月」観を知りたい!と思えば、 どこの段に書かれているかあっという間に収集できる。 兼好の月への愛は21段の 「よろずの事は、月見るにこそ慰むものなれ。」 世俗に疲れを感じた...
古典に学ぶ人生論

「君主論」の根幹は、運命・力量・時代性

たまに読み返す塩野七生「マキアヴェッリ語録」 。 「君主論」で権謀術数を駆使してでも国家を統治べきだ! と主張した怖い人、というのが一般的なイメージかな。 でもマキアヴェッリの言葉に触れてみると意外と人生論。 運命(Fortun...
NO IMAGE 日記と雑談

投資の過去記事を読み直す

やっぱり株式市場が盛り上がってるせいなのかな。 年初から「投資の話を聞かせて」という依頼が多いような気がする。 直接会って話す分にはいいけど、ブログの記事にするとなると、 あらためて書き残したいことは、もうほとんどないんだよね。 いちおう過...
NO IMAGE 日記と雑談

経済効率と美意識

便利や効率を求めるほど、美しさから遠ざかる。 表面的な美しさを手にすることができても何か違う。 荘子が「機心」みたいな感じかな。 便利な機械を使って楽をしよう、得をしようって気持ち(機心)により、  純白の心が失われると、道を踏み...
NO IMAGE お薦めの本

引き算・旬・鮮度の食文化/神田裕行「日本料理の贅沢」

著者は麻布の日本料理「かんだ」の主人。 このお店もいつか行ってみたいなぁ。 「日本料理は、日本固有の食材と日本人の美意識を骨格としていると思います。食材の鮮度と品質がそのまま料理の本質に反映する料理です。良い素材を探し、その素材を最...
NO IMAGE お薦めの本

高橋箒庵・一代記/熊倉功夫「近代数寄者の茶の湯」

茶道史を知りたくなったら、熊倉功夫の本がいい。 今回たまたま巡り逢った「近代数寄者の茶の湯」は、 明治・大正時代の実業家・茶人の高橋箒庵(義雄)を中心に、 彼と交流のあった 益田克徳(東京海上火災の創始者) 原富太郎(生糸貿...
NO IMAGE 日本の美意識

語源に学ぶ「しあわせのかたち」

中島みゆき「糸」にこんな一節がある。 縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます 「しあわせ」の語源を意識した素敵なフレーズ。 玄侑宗久「しあわせる力」を参考に由来を簡単に紹介すると...