2013-02

日記と雑談

ジェームズ・サーバー「たくさんのお月さま」

James Thurber“Many Moons” →原文(英語) 以下はジェームズ・サーバー「たくさんのお月さま」の抄訳。 ある国の幼いお姫様が空に浮かぶ「月」を欲しがった。 王様お抱えの学者をはじ...
社会を意識した投資

社会貢献型債券の償還分は環流するか?

「社会貢献型債券」またの名を「インパクト・インベストメント債券」。 日本では個人投資家向けに2008年から販売がはじまり、 私は2009年に「ワクチン債」、2010年に「みらいの地球債」へ投資。 そし...
世界を読み解く方法

「知の逆転」 常識を逆転させた6名の賢人

学問の常識を逆転させた6名の賢人へインタビュー。 ってなわけで「知の逆転」と名付けられたのが今日の一冊。 ジャレド・ダイアモンド ノーム・チョムスキー オリバー・サックス マービン・ミンスキー トム・...
しあわせのかたち

お金で買えるもっとも素晴らしいもの

手に入れることよりも、手放すことの方が難しいもの。 たとえば投資でも安く買うことより高く売ることが難しいように、 人生のあらゆる場面で同じような局面に遭遇するだろう。 そしてお金は稼ぐことよりも使い方...
日記と雑談

たぶん書くことが修行なのです

投資の真理を追い求める!って当初の目標は消えたのに、 なぜそんなに書き続けられるの?と問われて、はて??? その場でパッと答えたのは次の3つ。 ブログは脳の外付けバックアップ装置だから 情報を編集する...
兼好法師「徒然草」

徒然草の「あらまほし」生き方

徒然草には「あらまほし」がよく出てくる気がしたので編集。 「あらまほし」は今の言葉で「こうありたい」って感じだから、 集めてみれば兼好法師の人生観が見えてきそうじゃない。 やっぱり目につくのは隠遁生活...
お薦めの本

中世日本の金融・商業と神仏との交わり

網野善彦「日本の歴史をよみなおす」。 3年以上前に買った本だけど、読み直すたびに発見がある。 多彩な切り口で日本に迫るところが魅力的。 日本社会の場合、金融の起源は「出挙(すいこ)」にあると指摘。 「...
日記と雑談

バレンタイン2013。今は景気がいいのか?

女性からチョコをもらうなんて何年ぶりだろう。。。 と驚いていたら、徐々に数が増えていき、何だこれは!? これは絶対、何か裏がある。 2007年(平成19年)に変なもらい方をしたのが最後の記憶。 あの頃...
文化で読む日本経済

貨幣経済の浸透が出家遁世を後押し?

日本でモノの交換手段がコメから貨幣へ変わるのが14世紀頃。 同時期の古典では、兼好法師(1283~1352)「徒然草」に、 お金をテーマにしたエッセイが見受けられる。 億万長者になるための5ヶ条/徒然...
日本の歴史と文化

悪左布、悪源太、悪七兵衛…「悪」とは何か?

善悪二元論で世界を読み解くことなんてできない。 そもそも善悪の境界はあいまいで、正義の定義もままならない。 「善=神」「悪=悪魔」から離れられないのも原因だろうか。 日本では平安末期に「悪」と呼ばれた...
日記と雑談

時間と収入の雑感

確定申告の集計しながら去年1年間の収入をふりかえる。 かけた時間と得られる収入は、やっぱり正比例にならない。 ここ数年のイメージをお絵かきするとこんな感じかな。 【A】 大きめの収入が得られる時って意...
偶然とリスクの諸相

20世紀の3大「できない」証明/不確定・不完全・不可能

バブルの形成と崩壊は経済・金融界にとってやっかいな問題。 果たしてこの問題は解決策が見つかっていないだけだろうか? 20世紀、私たち人類は様々な分野で驚くべき進歩をとげた。 でも、その一方で「限界があ...
名言・名文

テニスン「ユリシーズ」

リーマン・ショック後のアメリカの動向を見つめていたとき、 ふと出会い、ここで紹介したテニスンの詩「ユリシーズ」の一節。 よく分からないけど、最近アクセスが急増しているので再編集。 Thongh muc...
日本の美意識

市中の山居

「隠遁」や「数寄」に思いをめぐらす日々。 今後の生き方を白楽天に求めたこともあった。 白楽天「中隠」/官と隠のはざまを生きる(12/04/29) でも、もっと気が合う感覚と出会った。 16世紀の初め、...
投資や経済の話題

世界の工場。人件費から電力費の争いへ?

円安はいつまで続くのか? そしてどこまで進むのか? 約1年前に黄金比による相場の見方を紹介したけど、 黄金比が語るドル円相場の転換点(12/02/25) もし歴史が繰り返すのなら、あと12年近く円安ト...
日本の美意識

西行「山家集」春の章より桜歌10首

西行「山家集」春の章は全173首のうち103首が桜の和歌。 昨日のポカポカ陽気に誘われて、桜の和歌を10首編集してみた。 この時代の桜にはすでに花見という行事はあったようで、 (花見&お酒セットの最古...
日本の歴史と文化

日本を知るには応仁の乱以後だけで十分?

戦前、内藤湖南という歴史家が講演会で 「だいたい今日の日本を知るために日本の歴史を研究するには、古代の歴史を研究する必要はほとんどありません。応仁の乱以後の歴史を知っていたらそれでたくさんです。それ以...