2013-01

お薦めの本

哲学大図鑑

論理的思考への疑問からデカルトやパスカルに首を突っ込んだり、 偶然を追いかけて九鬼周造や現代のデュピュイをつまみ食い。 哲学の来歴も知らずに、気の向くままにたわむれてきた。 全体像が分かるいい本ないか...
お薦めの本

新刊ビジネス書の要約誌「TOP POINT」

最近、人に勧めている定期購読誌「TOP POINT」。 ビジネス書を1冊4ページに要約して毎月10冊を紹介。 直近1,2ヶ月に発売された本が9冊 ロングセラーが1冊 で構成されている。 昨年末に会員は...
社会を意識した投資

世界で最も持続可能な100社・2009~2013

"World Economic Forum"の年次総会に合わせて発表される "Global 100 Most Sustainable Corporations in the World" 例年アクセス...
日本の美意識

手の中に宇宙を…利休の引き算の美学。

先日書いた記事に連環して、 人に必要な広さ(13/01/22) 日本の空間感覚の異質さを千利休を例に編集してみる。 利休の生きた時代(1521-1591年)は、ヨーロッパではルネサンス。 ルネサンス期...
古典に学ぶ人生論

人に必要な広さ

もっと広い家を買いたいから住宅ローンを多めに借りようかと… その段階で相談されても、困るんだけどね。。。 私の同世代(30代半ば)は35年ローンを組みたがるものなのか? まぁローンの話はいったんおいと...
「時」を読み解く

生きている時間

「時は流れる」と言う。 でも水のように流れているところを見た人はいない。 「現在」から「過去」を振り返り、「未来」を思い描く。 こういうかたちでは、たしかに前後(過去・未来)がある。 でも「過去→現在...
文化で読む日本経済

禅林文化から法華文化への転換

禅の思想が日本文化を席巻したのは、 足利義政(1449~73年)、雪舟(1420~1506年)のいた、 応仁の乱(1467~77年)あたりがピークだったのかも。 安土桃山時代に登場する著名な芸術家、 ...
偶然とリスクの諸相

初期条件に依存する未来/ポアンカレ「科学と方法」

「ポアンカレ予想」というのを聞いたことがある。詳しくは知らない。 ただ「偶然」や「未来予測」に関する古今東西の記述を探すうち、 数学者アンリ・ポアンカレの「科学と方法」という本に出会った。 偶然を扱っ...
投資で創った人生哲学

タイミング次第の世の中だから

歴史を動かすような出来事は集中して起こるもの。 波に乗れるかどうか、そのタイミングが勝敗を分ける。 同じことは金融市場でもあてはまる。 「市場のタイミングはきわめて重要である。巨額の利益と損失は短期間...
投資で創った人生哲学

投資で創った人生哲学

雪景色の成人式。 東京ってあんまり雪降らないのに、こういうことが多いような。 私は群れるの嫌いだから成人式は無視したけど15年前か。 20歳の時にWebサイトを作成しはじめて(内容は短編推理小説)、 ...
偶然とリスクの諸相

科学的な合理性でリスクは測れない/ベック「危険社会」

リスクの社会学といえばウルリヒ・ベック「危険社会」が出発点。 チェルノブイリ原発事故の直後に刊行されたから目立ってるんだね。 フクシマ後の日本へのヒントがないかな?と思って読んでいる。 「二十世紀末近...
日本の美意識

枕草子に舞う桜/清少納言の桜観

みずから「お題」を作り、高速に「好み」を答え、断言する。 あちこち飛びながらも取り合わせが絶妙なエッセイ集「枕草子」。 清少納言が「桜」をどう見てたのか気になったので編集してみた。 「さても春ごとに咲...
日本の美意識

菅原道真/梅が桜に変わる頃に

古代の日本で「春の花」と言えば「梅」だった。 いつごろ日本の関心が梅から桜へ移っていったのか。 和歌の世界では8世紀中頃の万葉集では桜より梅の歌が多く、 古今和歌集(905年)になると春の主役は桜に変...
名言・名文

ロジェ・カイヨワの「遊び」の定義

フリードリッヒ・フォン・シラーがこんな言葉を遺したんだとか。 「人間は文字通り人間であるときだけ遊んでいるのであって、遊んでいるところでだけ真の人間なのだ。」 時間を忘れて何かに夢中になってしまう… ...
お薦めの本

ノルベルト・ボルツ「意味に餓える社会」1、2章より

1997年に書かれたノルベルト・ボルツ「意味に餓える社会」。 ドイツ人のボルツ曰く、ドイツ語の「意味」"Sinn"の語源は、 「旅する」や「進路をとる」という意味の古語に由来するとのこと。 しかし現代...
お薦めの本

外国人から見た日本・読書年表

外国人の目に日本はどう映ってきたのか? おもしろかった本をピックアップして簡単な年表にしてみた。 いくつか印象に残った文章を紹介していこう。 安土桃山時代のフロイス、幕末のシュリーマンの両者ともに、 ...
お薦めの本

つなげる読書・ひろげる読書

20代半ばまでは推理小説ばかり(エラリー・クイーンが好き)、 20代後半は投資や経済に関する本ばかり読んでいた。 だから世界観を広げる読書をはじめてたった数年だけど、 最近は読んだ本を横断的に編集する...
投資で創った人生哲学

株式投資で大切なこと・6つ目の心得

約2年前、投資ブログとしての最終局面で、 「株式投資で大切なこと」として以下の5つを掲げて完結。 世の中のことをもっと知りたい。その初心を忘れずに。 投資リターンは人生のオマケ 継続すること 予測は願...
社会や政治の問題など

英語に食われる言語や文化、そして生物も?

世界には現在、約6,000の言語が存在しているらしい。 そして21世紀中にその8割以上が消滅する…。 豊かさを求めて都市部に人口が集中 政治的統一を図りたい国家の強制 通信手段の発達(インターネットな...
社会や政治の問題など

社会のすべては模倣から/タルド「模倣の法則」

ガブリエル・タルドの「模倣の法則」。 1890年に書かれた社会学の歴史的名著なんだとか。 「模倣」を軸にした言葉の定義付けがおもしろいのでメモ。 社会集団とは、現時点で相互に模倣しあっている人々の集団...