2012-08

世界を読み解く方法

IT革命後の情報と知性のせめぎ合い

ここ十数年の情報と人の知性の関わりについての認識を整理。 ネットの普及でテレビや新聞みたいに受け身で情報を得るのではなく、 これを調べたい!って前のめりに情報を得るって時代に変わった。 あらゆる分野で...
社会や政治の問題など

隣国との対立で国の融解を防ぐ

「フラット化する世界」がベストセラーになって数年が経つ。 今では「つながりすぎた世界」なんて本が出るほど進んでいる。 もはやヒト・モノ・カネに国の境界線など関係ない。 一方で政治は一国単位のままだった...
投信ビジネスの闇と再生への道

鎌倉投信の「まごころ」は負の金融史への挑戦

訳あって、鎌倉投信について頭の整理を進めている。 会社の志として3つの「わ」(和・輪・話)が掲げられており、 私なりに描いて、キーワードを配置してみると… 中心となるコンセプトはやはり「まごころ」だろ...
お薦めの本

女性美の本質をもとめて/長谷川時雨「近代美人伝」

「なぜ美人ばかりが得をするのか」はおもしろい本だった。 たしかに美しくなければ生きていけない。でも美しさってなんだろう? そんな疑問のはてに、20世紀前半に100人超の女性を描いた 長谷川時雨(187...
偶然とリスクの諸相

未来予測に価値はない/フロイト「幻想の未来」

ジークムント・フロイト。 彼が無意識や心理的な葛藤を人間観察の中心に持ってきたことで、 以後、精神医学や心理学、さらには脳科学へと研究が広がった。 こんな業績を残した人だろうか。 著作を読んでみようと...
投信ビジネスの闇と再生への道

続・投信ビジネスの変遷を図解

まずは前回の作図をおさらいしよう。 インデックスvsアクティブから独立系投信の登場まで。 rennyさんから横軸も変えよう!とご提案いただいて、 いろいろ試してるうちに新勢力が描けたこれにしてみた。 ...
お薦めの本

リスク管理は破局に無力/ジャン=ピエール・デュピュイ

リーマンブラザーズが破綻した日に、これは面白いことになった♪ と投資の分野で研究者として名を残す!と暴走し、大学院へ進学。 でもそこで出会った学問は、より良い未来の創造に対して無力であり、 むしろ未来...
投信ビジネスの闇と再生への道

投信ビジネスの変遷を図解

昨日の「投資信託にもブランドイメージを!」の続きで、 頭の整理を兼ねて投信ビジネスの変遷を図解してみた。 プロが企業を調査・選別して投資するアクティブファンドは、 手間がかかる分、運用費用(信託報酬)...
投信ビジネスの闇と再生への道

投資信託にもブランドイメージを!

私は個別株&長期保有の古典派投資家。絶滅危惧種だ(笑) だから投資信託に疎くてよく分かってなかったんだけど、 m@さんとrennyさんのブログ記事から、なるほろーと思ったこと。 社会的責任投資(SRI...
日本の美意識

自然を偏愛する日本人

お寿司系のお弁当に必ず入ってる緑色の「草もどき」。 橋などで見かけるコンクリートに着色した「樹木もどき」。 ふと気がつけば「自然もどき」が身のまわりにあふれている。 私たち日本人の自然の愛し方は実にヘ...
日本の美意識

一期一会の来歴/茶人・井伊直弼

茶道を表す有名な言葉といえば「一期一会」。 この来歴に意外な人物が登場するのはご存じだろうか? 村田珠光 → 武野紹鷗 → 千利休 と茶道の歴史は流れるが 紹鷗が茶会に招かれたときの心得として、 「一...
兼好法師「徒然草」

無縁は中世の理想郷/徒然草211段

無縁。 今では社会問題を表す言葉になっているけど、 鎌倉時代には「遁世」や「隠遁」は知識人の憧れだった。 徒然草211段にもそれがよく現れている。 万の事は頼むべからず。 愚かなる人は、深く物を頼む故...
日本の歴史と文化

元号に「保」と「平」は使わないお約束が…

保元の乱(1156年)、平治の乱(1159年)を経て平清盛が台頭、 武家社会が到来する、という話が大河ドラマで進行中。 これ以後、京都は戦乱に巻き込まれることが頻発するけど、 当時はまだ都の中で戦闘が...
IR情報等から企業を見る

コンテンツ産業の行方/キティ旋風とアニメの異変

経済産業省の「コンテンツの海外展開施策について」を読んだ。 日本のコンテンツ産業の市場規模は世界2位だけど、 海外輸出比率はたった5%だから(アメリカは17.8%)、 もっと「クールジャパン」を世界に...
お薦めの本

コーランは商業倫理が満載-井筒俊彦「イスラーム文化」

イスラム金融ってお金を貸して利子とっちゃダメじゃない。 そういうのを聞くと、沸いてきた石油を売りさばいてるだけで、 イスラム世界は経済活動の無縁なんじゃない?と思いがち。 でもこの本読むと、そういう誤...