2011-11

社会を意識した投資

緑に影ありグリーン債/曲がり角の社会貢献型債券・2

イギリスの経済誌 The Economist 10月29日号に”Climate bonds - A dull shade of green” ってコラムが載ってた。 今後、グリーン債の市場規模拡大には...
投資や経済の話題

独占または高シェアと腐敗について

こんなお便りいただきました。 「オリンパス事件が日本特有の問題のように報じられることもありますが、日本の歴史や文化にお詳しい投資家さんの目にはどう映りますか?」 私は昨年初めに和歌探求をはじめ、最近よ...
投資で創った人生哲学

投資家より投機家でありたい

株式投資をはじめた頃は、「投資」と「投機」なんて言葉を対比し、自分は「投機」ではなく「投資」をしているのだと主張したがったものだ。個人投資家のバイブル、ベンジャミン・グレアム「賢明なる投資家」が、第1...
ラッセル&アランの幸福論

社会は奇跡の場所/アラン「幸福論」

私たちは生きていくうえで、社会や人といろいろな関わりをもっている。そして関わりが増えるほど、煩悩にとらわれ、苦しむことになる。あるがままを受け止め、欲をそぎ落として、今この時を大切に生きる。それが「無...
日本の美意識

日本人が扇子に折り込んだもの

日本の歴史上、最初の技術革新は扇子。(だと思ってる)7世紀に中国から伝来した「うちわ」を8世紀頃、扇子に進化させた。 自動車やウォークマン、携帯電話をはじめとする産業製品から、正月のおせち料理やお弁当...
社会を意識した投資

視野が狭いよワクチン債/曲がり角の社会貢献型債券

社会貢献型の外国債券に投資する個人投資家といえば…私?いつからかそんな立ち位置になり、取材を受け、記事になったりしたけど…今年も私の主張を正しく伝えてくれたメディアはなかったよ。自分で語るさ。 社会貢...
日本の美意識

西行、月の歌-「山家集」より

西行の和歌集「山家集」をついに手に入れた。しかも350円で♪人と自然を愛し、いかに無常を生ききるかを詠った西行の和歌。こんな素晴らしい逸品が、絶版で入手困難なんて困ったものだよ。 西行といえば桜の歌が...
名言・名文

ブータン国王の日本礼賛

ブータン国王夫妻が来日の日程(新婚旅行?)を終えて帰国の途に。自国のすばらしさを自ら認識することが、どうにも苦手な日本人にとって、ブータン国王の国会での演説は、大変ありがたいものだった。感謝。演説の気...
東日本大震災

日本のCSR活動は自然災害から

最近、休日の10時~某所スタバで取材を受ける、ってことが続いてる。今日は日本企業のCSR活動はどうあるべきか、なんてことを話す中で、なんとなく頭がまとまりかかったことがあるのでメモメモ。 日本の企業は...
道元「正法眼蔵」

月に全宇宙を見た道元/正法眼蔵「都機」の巻

「諸月の円成すること、前三々のみにあらず、後三々のみにあらず。」 ではじまる「正法眼蔵」の「都機」の巻。「つき」と読み、月のことだ。月が好きな私には、見逃せない巻なのだ。 釈迦の「仏とは虚空であり、水...
日本の美意識

日本庭園と和歌の二重らせん

龍安寺を代表とする枯山水庭園を調べると、禅との関わりの深さを知る。その創始者とされる、夢窓国師の山水思想を紹介したとおり。でも、もう少し時代をさかのぼると、違う姿が見える気がする。 平安時代の寝殿造庭...
お薦めの本

ソトコト2011年12月号「移住大特集」

ブログ移住の次は私自身の移住。春頃はCMキャッチコピーに絡めて「そうだ、京都住もう♪」と騒いだけど、真夏の京都の気温を見ていたら、東京より暑そうでやる気減退…。 今あるすべてを捨てて、環境を思いっきり...
名言・名文

過去は美しく見えるものだから

そういえば羽生善治さんが七冠達成したのはいつ頃だったかな?ふと思ったので、ついでに年度別のタイトル数の推移を調べてみた。そうか頂点はもう十数年近くも前の話なんだね。七冠をとった頃、米長邦雄さん(現在の...
日記と雑談

石油より温泉がいいね

引っ越しを機に「これおもしろいね」という過去記事に気づいたり(笑)豊富な天然資源と経済の繁栄が反比例してきた、という歴史の話。 ウィリアム・バーンスタイン「豊かさの誕生」は、16世紀のスペインの没落は...
講演・取材メモ

羽生善治さん講演-著書「大局観」の補足

NEC主催のフォーラムになぜか将棋の羽生善治さんが登場。今年出版の著書「大局観」をベースにした講演だったから、これは本になかったかな、という部分をかいつまんで紹介するね。 ミスを重ねてしまう原因は ・...
日記と雑談

旧URLでの人気記事

アクセス数の多かった記事 青山・表参道ランチメモ 坂本光司「日本でいちばん大切にしたい会社」 株式リスクプレミアムは3~6%かな 世界地震ハザードマップ。ドバイがヤバイ? 原丈人「21世紀の国富論」は...
日記と雑談

ブログ引越のご挨拶

下記のような問題点はあるものの、ブログの引っ越し作業が完了。 記事内のリンクが過去のURLのまま タグの貼り直しが終わっていない 2007年以前の記事の改行がグチャグチャで修正中 右上のGoogle検...
ラッセル&アランの幸福論

笑うから幸福なのだ/アラン「幸福論」

今月の「100分 de 名著」は、アラン「幸福論」がテーマなのか。この本なら一通り読むのに100分かからないから、ぜひ一度読んでみて。アランの幸福論でひときわ輝いているフレーズはやはり… 「幸福だから...
お薦めの本

湯浅邦弘「諸子百家―儒家・墨家・道家・法家・兵家」

中国紀元前の春秋戦国時代に現れた、儒家の孔子・孟子、墨家の墨子、道家の老子・荘子、法家の韓非子、兵家の孫子といった思想家たち。みんなひっくるめて「諸子百家」。ある意味、中国が一番輝いていた時代。 この...
ビジネスの勘所

リーダーシップ論? そんなのドラクエで十分。

同世代の知人は大学を卒業し、就職してから10年ちょっと経つわけで、私のように支離滅裂な人生を送らなければ、そこそこ出世している。 先日、会社でリーダー研修なるものを受けた知人が混乱していた。どうやら輸...