文化・思想に潜む「禅」 負が介在する山水の系譜 枯山水は、あえて水をなくすことで、水を感じさせる逆転の模写が特徴。それは禅の「無」じゃなくて「負」、すなわち「引き算の美学」なんだ。というおもしろい視点が、松岡正剛「山水思想」P407~408にある。... 2011.08.28 文化・思想に潜む「禅」
文化・思想に潜む「禅」 夢窓国師の山水思想 去年は3度も京都を旅したのに、西芳寺の庭園をまだ見たことがない。事前に拝観の予約が必要で、計画性のない私にはキビシイ…(涙)西芳寺には庭園を作庭した夢窓国師のこんな漢詩が残されてるとか。 仁人自是愛山... 2011.08.27 文化・思想に潜む「禅」
名言・名文 今日が人生最後の日だとしたら アップルのスティーブ・ジョブズ。とうとうCEOを退任しちゃったね。数年前、彼のスタンフォード大学での講演に出会い、たくさんのことを学んだ。いちばん心に残ったフレーズは、やっぱり… "I've look... 2011.08.27 名言・名文
日本の歴史と文化 日本の時代の変わり目が不思議 古事記を読んで出雲に行ってみようか。最近そんな気分。大和王朝の前に出雲に大国があり、出雲から大和へ「国譲り」が行われた。そんな記述が古事記にあるそうで、江戸城の無血開城となんか似てる。西郷隆盛と勝海舟... 2011.08.24 日本の歴史と文化
しあわせのかたち 幸・不幸はさかのぼらないと分からない 先月のお気に入り記事は「過去のすべてが肯定される瞬間」。木田元「偶然性と運命」で解説されていた、20世紀ドイツの哲学者、マルティン・ハイデガーの時間論を、私なりに編集してみたものなんだ。 運命的な出会... 2011.08.23 しあわせのかたち「時」を読み解く
お薦めの本 古今東西の哲学・倫理を学びたい 昔の経済学者をWikipediaで調べると、肩書きに「哲学者」がついてくる。アダム・スミスが「国富論」とともに「道徳感情論」を残していたように。もともとは、人の幸福を考えるのが経済学の真髄だったんじゃ... 2011.08.22 お薦めの本
お薦めの本 夢窓国師「夢中問答集」 夢窓国師(夢窓疎石)は、鎌倉末期~室町初期の臨済宗の禅僧。北条家、足利家、南北朝双方の天皇と敵味方分けへだてなく尊敬を集め、まさに「国師」、国の師匠と呼ぶにふさわしい人物。※本来の意味は天皇の師 また... 2011.08.20 お薦めの本
名言・名文 提案は断られることを念頭に 投資の本を出版したい♪と宣言して、出版社までたどり着いたものの…。手っ取り早く儲かる印象を持たせる内容の本は書けないから、暗雲がゴニョゴョっと襲ってきて、ちょっと先が見えなくなってきた。最近これといっ... 2011.08.19 名言・名文
名言・名文 もとには戻れない いろんな人から体調を気遣われる日々が続いてるけど、本人はもう別に。だってさすがに「もと」がどんな状態だったか、忘れちゃったから(笑)唯一、ぐーたらで腕時計のベルトを直してなくて、ゆるゆるだからなんか変... 2011.08.17 名言・名文
金融危機2007~? 金融システムの善悪 昨日は金融や投資について、個人講座みたいなのをやってみた。一番喜んでもらえたのは、「金融システムの善悪」について話した部分かな。 たとえば、サブプライムローン。もはや良いイメージを持っている人なんかい... 2011.08.15 金融危機2007~?
社会や政治の問題など 編集なき情報発信は身を滅ぼす むこうからやってきた情報に、自分なりの編集を加えて発信する。近年、私たちが著しく退化してしまった能力のひとつかもしれない。インターネットの普及で情報が氾濫し、疲れ切ってしまったのかな。そして私たちは、... 2011.08.13 社会や政治の問題など
日記と雑談 放射線より紫外線が怖い? ふと気象庁の紫外線情報分布図を見てみると…日本のほとんどの地域で、UVインデックス8以上の色がついてるよ。8以上は「外出は控え、必ず長袖・日焼け止め・防止の利用を!」というレベル。それってなんだか…、... 2011.08.12 日記と雑談
日本の美意識 月も雲間のなきは嫌にて候 茶道の系譜は、村田珠光→武野紹鴎→千利休。侘び茶の創始者とされる村田珠光のことばがタイトルの「月も雲間のなきは嫌にて候」茶の湯の美意識を代表する名言の1つなんだって。 でもこれって珠光から200年さか... 2011.08.10 日本の美意識
しあわせのかたち 社会貢献って結局なんだ?-自己肯定感 昨年末に書いた2つ記事につなげて、震災後の動きを踏まえて第3弾。おさらいしながら、社会貢献って結局なんだ?と迫ってみる。 その1では、江戸時代(資本市場の発展以前)には2つで1つだった、「カセギ(稼ぎ... 2011.08.09 しあわせのかたち
「時」を読み解く 過去を捨て、未来は考えない 過去を分析し、未来を予測する。投資でくり返しやってきたことで、世界経済が変になり始めた今まさに、過去の例から考えて…なんて作業を私もやっていたりする。 でも、これを人生に置き換えると、実に妙なことをし... 2011.08.07 「時」を読み解く
お薦めの本 鎌田恭幸「日本でいちばん投資したい会社」 投資信託や信託報酬の「信託」って言葉には、「信じて託す」って意味がある。個別企業に投資できる運用資産が貯まるまで(200~300万くらいかな)、とくに20代の頃は、投資信託のお世話になることが多いはず... 2011.08.06 お薦めの本社会を意識した投資
しあわせのかたち いくらあれば十分か? お金と仕事や幸せに関する、とある日の会話をまとめた2つの記事。 ちょうどいい年収 何のために働くのか? 多くの方に読んでいただいたので、最後にオマケでもうひとつ。 これは聞かれてないけど、訳あって勝手... 2011.08.04 しあわせのかたち
日本の歴史と文化 朝と夜、どちらがお好きですか? 読者の方から、タイトルのような質問をいただきました。その方は「赤毛のアン」の一節「朝があるって本当に素晴らしいことね。その日のうちに何が起るのかがわからないので、想像の余地がふんだんにあるんだもの。」... 2011.08.02 日本の歴史と文化