2010-01

社会を意識した投資

森林保全の落とし穴

社団法人・産業と環境の会の森林保全に関するシンポジウムに参加してきた。鈴木雅一・東大教授(農学生命科学研究科)の講演に、ありゃまと驚いた話。どんどん植林すれば二酸化炭素の吸収量が増える、って思いがちだ...
お薦めの本

ピーター・D・ウォード「地球生命は自滅するのか?」

昨日紹介したジェフリー・サックスの本は、 開発経済学者の視点から、世界が協力すれば、気候変動の解決や生物多様性の保護も可能と説いたもの。一方、今日オススメする生物学者の本は、「地球に優しく」なんて考え...
お薦めの本

ジェフリー・サックス「地球全体を幸福にする経済学」

経済学ってもともとは人の幸福を考える学問だったはずでは? →関連記事そんなモヤモヤの中にいたから、題名が気に入って買ってみたところ大当たり!環境の持続可能性、世界人口の安定化、極度の貧困の終焉、の大き...
社会を意識した投資

投資の意志決定にCSRレポート

企業に興味持ったら、まずはCSRレポート読んでみて、ダメそうだったら、株価や有価証券報告書も見ずに、バッサリ斬り捨てる。そんな試みを模索中。そうすれば、投資家として未来への責任とリターンの両方を追求で...
お薦めの本

内田樹「日本辺境論」

日本の辺境性を軸に、たくさんの本をうまく編集してある楽しい本。「世界のどんな国民よりもふらふらきょろきょろして、最新流行の世界標準に雪崩を打って飛びついて、弊履を棄つるが如く伝統や個人の知恵を棄て、い...
講演・取材メモ

末吉竹二郎氏の講演メモ「低炭素社会と金融・情報開示」

環境省と会計士協会共催の「低炭素社会と金融・情報開示」シンポジウムから末吉竹二郎氏(国連環境計画・金融イニシアティブ特別顧問)の講演メモ。コペンハーゲン合意(COP15)に希望がなかったわけではない。...
講演・取材メモ

環境と貿易に関するシンポジウム・講演メモ

Ms. Vesile Kulacoglu (WTO貿易と環境部長)の話英語の講演だったから、あんまし聞き取れなかったけど…(笑)WTOでは2001年から、エコな製品・サービスの貿易自由化をかかげていて...
社会や政治の問題など

子ども手当は好きじゃないけど

以前、OECDのデータから子供の貧困率を表にしてみたことがあったけど、もうちょっと手を加えると、こんな表もできあがることが分かった。私が作った表は所得の再分配後だけの表だったけど、再分配前のデータを加...
社会を意識した投資

生物多様性への配慮、を口にする前に…

長期投資家として長期的な視点が欲しくて、歴史や文化を追っかけてる。そして昨年の世界天文年で天文学をかじって超長期な話も好きになった。今年は「国際生物多様性年」と国連が定めているわけだけど、億年単位でみ...
日本の歴史と文化

武士の俸禄と終身雇用の年功賃金が近いような?

高度経済成長期の終身雇用・年功賃金、といった日本型経営の象徴は、商人の歴史から見ると、日本の伝統から逸脱した特異な現象だと思ってた。商人のというのがミソで、武士の俸禄の方には目が届いてなかったことに気...
社会を意識した投資

バラスト水問題はビジネスチャンス

ジェフリー・サックス「地球全体を幸福にする経済学」(←これおもしろい♪)の中に出てくる生物多様性に関する著者の10コの提言に(P213~)、「8. 外航船のバラスト水を熱処理するか、湾港ではなく公海で...
日記と雑談

冬眠?

しばらくは去年みたくブログにたくさん書かないかも。身も心もバタバタ。来月14年ぶりに引っ越しするのと、今春からどうするか今のとこ未定でね。今そう思っていても、先のことはその時になってみないと分からない...
投資の賢人に学ぶ

バフェットさんの「スノーボール」で大事なトコ

少し前にバフェットさんの伝記「スノーボール」の日本語訳が発売された。「バフェットさん関係の推薦図書」に載せないの?との質問をメールで受けたので。私は早く読みたくて、翻訳待てずに英語版に飛びついたのだけ...
社会を意識した投資

カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト

温室効果ガスの排出量1トンあたりの売上高から、1番エコな自動車会社はどこか?そんな遊びをしたくなり、トヨタ、ホンダなどのCSRレポートをかき集めたが…。CSRレポートには統一的なフォームがなく、比較可...