2008-08

兼好法師「徒然草」

徒然草・勝手に選んだ名文集

「清貧の思想」の中野孝次氏の「すらすら読める徒然草」なんて本を発見し、またしても徒然草を楽しんだ。いいかげん、いったん区切りを付けなきゃダメだね。人の人生は水の流れと同じく、一点に止まれば濁ってしまう...
投資の賢人に学ぶ

インフレはどうやって投資家をだますか by バフェット

約1ヶ月前にこの記事を書いたところ、翻訳してくれた方が現れました。ありがたく読ませていただきましょう。→Blog:一枚の株券の向こうに1977年5月にバフェットさんがFortune誌に寄せた記事、"H...
名言・名文

男は強くなければ生きていけない・・・

「男は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない。」 レイモンド・チャンドラー「プレイバック」に出てくる有名な言葉。英語の原文だと、 If I wasn't hard, I wou...
お薦めの本

細野祐二「法廷会計学vs粉飾決算」

会計が分かる投資家には、これより面白い会計の本はそうないと思う。2005年12月~2007年11月に著者が発表したレポート全11本で構成。日興と日本航空のレポートが3本ずつでこの本の約半分を占めている...
兼好法師「徒然草」

生と死-徒然草93段

「過去に直面した最も大きな試練は何か?」なんて課題レポート書くことになり、そういう切り口で攻められると訳分からない。あまり辛いとか感じないから。そんな私の考えと似ている、徒然草第九十三段と出会ってなん...
お薦めの本

ミヒャエル・エンデ「モモ」

今でこそ週1冊以上のペースで本を読むようになったけど、昔はそうだなぁ…、高校卒業するくらいまでは、サッカーの本以外読んだことないかもしれない。もちろん、児童向けで有名なこの本も初めてで、なんじゃこりゃ...
バフェットからの手紙

企業の不祥事に巻き込まれないために・その2

昨日の続き。3つのポイントにバフェットさんの言葉を引用しつつ、コメントを付けてみた。1.欲張らないことライブドアで損をした投資家のほとんどは、株価の値動きの激しさから、短期間で儲けられそう、って短期の...
投資哲学を求めて

企業の不祥事に巻き込まれないために

ライブドアの粉飾決算をごく簡単に紹介したけれど、実際に決算書からこれを見破って投資を見送る、というのは難しいかもしれない。ライブドアは3期分の決算書が出た後に、東京地検の強制捜査があったから、可能だっ...
IR情報等から企業を見る

ライブドア事件の教訓・売上高利益率の急変

前回の続き。ライブドアの粉飾決算の1つは、投資事業組合での利益を売上にのっけてたこと。そんなわけで粉飾のあった16年9月期前後1期の単体決算データを並べてみると、まさに16年9月期の売上高が異常値で、...
投資や経済の話題

ライブドア事件の教訓・法の下の不平等

ライブドアの堀江貴文元社長が「六本木で働いていた元社長のアメブロ」ってな題でブログをはじめたそうな。(なぜゆえレノア???)先月末には東京高裁でも懲役2年6月の実刑判決が出て、何だかモヤモヤ。日興コー...
名言・名文

勝負師に学ぶ精神面の重要性

またまた最近お気に入りの吉田兼好「徒然草」から出発。 徒然草・第110段 双六の上手といひし人に、その手立てを問ひ侍りしかば、「勝たむと打つべからず。負けじと打つべきなり。いづれの手かとく負けぬべきと...
IR情報等から企業を見る

日本航空と全日空の簿外債務

昨日、日本航空の簿外債務にリース債務をピックアップしたけれど、これについては会計基準の変更があったから、今後はちゃんとB/Sに載ってくる。でも航空会社特有の見えない債務みたいなものはまだある。例えば今...
IR情報等から企業を見る

日本航空はまだまだヤバイ

相互リンク先の株式十八番!さんで、日本航空がネタになっていてふと思い出す。そういえば日本航空、昨年の間にもっと騒ぎになると思ってたんだけど…。先ごろの決算発表で第一四半期が黒字、なんてニュースもあった...
投資や経済の話題

株式買取請求における株主保護と公正な価格

ここ1年くらい会社法116,117条(反対株主の株式買取請求とその価格の決定)に関する裁判を思いっきり楽しんでいる。私にゃ意見書を書く資格はないけど、何だか面白くなっちゃって、図書館に通って法律書読ん...
日本の美意識

未完の美は日本の文化? 徒然草×茶の本

徒然草を読んでいたら、またまた以前出会ったものとのリンクが発生した。今回は、岡倉天心「茶の本」(←私が持ってるのは英文も収録されてるこれ)。もしかしたら「未完の美」ってのが、日本の文化なのかも?とふと...
兼好法師「徒然草」

徒然草・第74段

バタバタ働いて、長生きと利益に執着したところで、待っているのは老いと死。この世が永久不変じゃなくて、万物は流転するってことに早く気づきなさいよ。ってなことが第七十四段に書いてある。吉田兼好「徒然草」第...
兼好法師「徒然草」

徒然草とスティーブ・ジョブズがリンクした

中野孝次「清貧の思想」をきっかけに「徒然草」を手に取った。第五十九段を読んだ時、スティーブ・ジョブズの名講演を思い出した。頭の中で古代と現代がリンクしたから、忘れないうちにメモしておこう。吉田兼好「徒...
バフェットからの手紙

マーケットは frequently efficient [1988年の手紙]

バフェットからの手紙の翻訳本をなんとなく開いてみて気になったP130。この部分って一度原文を見ておいた方がいいような気がした。1988年の手紙、Efficient Market Theory の見出し...
お薦めの本

夏休みの推薦図書

詳しくは知らないけど、明日から10日間くらい休みなのが一般的なのかな?夏休みの推薦図書、私が今年読んだ本の中から2冊オススメしちゃおう♪※リンク先は私が集めた名文集。バートランド・ラッセル「幸福論」幸...
投資哲学を求めて

初めてのバリュー投資

株価の下落が、株式市場からリスクを取り去ってくれる。ってのが持論なので、最近、投資に対する敷居がぐんと下がったと認識してる。投資家として第一歩を踏み出すには、とても恵まれた時期なんじゃないかと。という...