億万長者の雪だるま&本多静六の幸福論

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成功が成功を呼び、雪だるま式に成功をおさめる「マタイ効果」。

そういえば名だたる億万長者は、決まって「雪だるま」を例にする。

"Life is like a snowball. The important thing is finding wet snow and a really long hill."(ウォーレン・バフェット)

金というものは雪達磨のようなもので、初めはホンの小さな玉でも、その中心になる玉ができると、あとは面白いように大きくなってくる。」(本多静六)

本多静六(1866-1952)は日比谷公園明治神宮の設計した人物。

(昨年亡くなった「光触媒」の共同発見者、本多健一は静六の孫。)

裕福な家に生まれるが、幼少期に家が借金地獄。そこからの逆襲…。

そんな自身の人生を振り返り、幸せについてこう語っている。

幸福というものは、現在の生活自体より、その生活の動きの方向が、上り坂か、下り坂にあるかによって決定されるものである。」P69

お金持ちは、坂の頂上付近にいるから、上に向かうのは難しく、

ともすれば転げ落ちそうになり、いつも心配が耐えない。

一方、坂の下や中途にいれば、それ以下に落ちることもなく、

少しの努力で登る一方だから、かえって幸福に感じる機会が多い。

なるほろー、と言いたいところだけど。

自分が坂のどのあたりにいるのか認識できないという問題も…。

それを把握しようとキョロキョロすれば、他人との比較が不幸を呼ぶ。

やはり「足を知り、心静かに生きる」ことが何より大切だろう。

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コメント

  1. 矢向 より:

    >「金というものは雪達磨のようなもので、初めはホンの小さな玉でも、その中心になる玉ができると、あとは面白いように大きくなってくる。」(本多静六)
    本多静六の本は、大事に読ませて頂いています。
    この本に初期に合うかどうかで、随分お金に対する観点とともに生活に対する観点も違ってくると思います。

  2. まろ@管理人 より:

    若いうちに何度も読み返したくなるような一冊と出会えるといいですよね。
    私は本を読むようになってから数年程度なのでまだまだです。
    一冊あげるなら、私にとっては2008年の春に真の価値に気がついた「徒然草」かな。