投資・金融教育は誰が担うべきか?

平成電電、L&G、ワールドオーシャンファーム、安愚楽牧場…
ここ数年で起きた投資詐欺ですぐに思い出せる事件。
この4つだけでも被害額を足したら1兆円に届いてしまうかもしれない。
詐欺の仕組みはどれも同じ。なぜここまで騙されてしまうのか?
「年金制度と仕組みが同じだから」という意地悪な回答はなしね(苦笑)

マスコミの政治批判に、こりゃあんまりだろ、と感じるたびに
スマイルズ「自助論」の「政治は国民を映し出す鏡」を紹介してきた通り、
もちろん手っ取り早く儲けようという人々の下心にも問題はある。
投資や金融に対する未熟さが、詐欺事件を生み出しているとも言えるから。
法規制を感じるほどの投資信託の実情もここから派生した問題だ。

では、投資・金融教育は誰が担うべきなのか?
生きていく上で必須、というほど重要な分野ではないから、
学びたいと思ったときに適切な場が用意されていることが大切

そうなるとやはり、少額から参加できる投資信託が重要になってくる。
顧客の成長とともに商品の成長を願うような投資信託の存在が。
大手金融機関は「日本版環境金融行動原則」のような大きな話に夢中。
となると、独立系投信会社以外に、教育の担い手はいないだろう。

約10年前に澤上篤人氏が立ち上げたさわかみファンドにはじまり、
最近では鎌倉投信コモンズ投信の顧客重視の活動が注目に値する。

だが、まだまだ独立系投信の預かり資産の規模は小さく、
これに信託報酬を乗じた金額が会社の収入と考えると経営は厳しい。
彼らの活動が軌道に乗れば、詐欺事件や悪質な投信販売が減るのでは?
いつかそんな未来がやってきて欲しい、と願う2011年の年の瀬。