ジョージ・ソロスの大局観と人生観

ジョージ・ソロスは投資哲学者。(と私が勝手に思ってる)
私が哲学に触れるようになったのはソロスが気になってから。

20代の頃はウォーレン・バフェットが好きだった。
バフェットのように財務諸表を読んで株式投資をするぞ!
と突っ走ったおかげで、今も会計の仕事をしていたりする。
ソロスを追いかけたら私の10年後は…、もちろん分からない。

とはいえ本棚にあるソロス関係の本はと言えば、
マーク・ティアー「バフェットとソロスの勝利の投資学 だけ。
とりあえずここからソロスの教えをピックアップしてみると、

私たちの世界の見方は基本的に何かの点で間違っているか、または歪んでいるとの結論に至った。その後、私は事象を形づくるそうした歪みを重視するようになった。」P86

哲学者カール・ポパー(1902-94)を師として仰いだ、
ソロスの哲学の基本にある概念は再帰性(reflexibility)理論。
私もイマイチ分かっていないのだけど、

  • 認識機能…人が世界を理解しようと努めること
  • 関与機能…人が世界に影響を与えようとすること

の2つが相互に影響し合うから(ダブル・コンティンジェンシー?)、
思考と現実との間に大きな溝が生まれる、ということのようだ。
だからこそソロスは、

私がたしかに人より優れている点は、私は間違いを認められるところです。それが私の成功の秘密なのです。」P196

自らの考えの間違えを素直に認めることを重視する。
投資における損切りの心得とも、人生訓とも捉えることができる。
最後に私が好きなソロスのことば。

私が学んだことの一つは、金儲けのための金儲けは空しいということだ。富は足かせになることがある。」P256

そう。投資リターンは人生のオマケにすぎないのだ。
ドラクエに例えるなら、ゴールドばかりが増えて経験値が増えず、
いつまでもホイミに頼る人生なんてまっぴらゴメンだから。