本屋の残しかた・3 松丸本舗閉店の衝撃!

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松丸本舗が9月末で閉店。。。

あの形態で本屋が成り立たないとなると本屋の未来は絶望的。
これまで私が考えてきた「本屋の残しかた」を編集し直すと…

アメリカ人にとって本屋は、わざわざ車で出かける場所だから、
この距離感だとリアル書店からネット書店への移行は当然。
日本では本屋が存続する余地があるのでは?とまず考えた。

生き残りの形の1つとして考えたのが入場料を取れるくらいの本屋
そこに最も近い存在だったのが、丸の内オアゾの松丸本舗。
本を通じて知を追い求める過程を表したような本棚

  • KEYとなる本を決めて、そのまわりに関連本を並べる
  • 管理のための本棚ではなく、お客さんが楽しめる本棚を心がける

岩波文庫はココ、といった探しやすさはリアル書店の本棚には不要。
読みたい本が決まっていればAmazonで検索して注文すればいい。

思わぬ本との出会いで世界が広がる場所でなければいけない。
分野を超えて読んだ本を横断的に編集することが読書の喜びだから。

世界の夢の本屋さん」というおもしろい本がある。

世界の名店の店内写真と関係者インタビューを詰め込んだ本。
これを読み返しても、松丸本舗が閉店に追い込まれる理由が謎。
都心のど真ん中になくても集客可能、という判断での移転であって欲しい。

世界の夢の本屋さん 世界の夢の本屋さん

(2011/07/02)

清水玲奈、大原ケイ 他

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コメント

  1. baboocon より:

    えーっ、松丸本舗閉店しちゃうんですか。もっと行っておけばよかった・・・。

  2. まろ@管理人 より:

    そしてもっと本を買って売上に貢献すべきだった…。

  3. 関西なので、その本屋さんは知らないのですけど、「思わぬ本との出会いで世界が広がる場所」は、楽しそうですね。
    私が図書館が好きなのも、周辺に並ぶ本を、関連本として目を通すことができるからです。
    どんな感じの本屋だったのだろう?行ってみたかったです。
    本に親しむ方法がわからない時代になってきているのかもしれません・・・。
    ある本を中心において、本バージョンの「マインドマップ」を書いて、それを冒険する・・・そして読者が、そこに別の本を書き加えていくような・・・そんな楽しみ方・知識の広がりができれば楽しそうな気がする。
    本屋がアドベンチャーワールド(和歌山のではありません)になれば面白いでしょうね

  4. まろ@管理人 より:

    松丸本舗はとんでもない量の書評を書いてる方が
    http://1000ya.isis.ne.jp/file_path/table_list.html
    アレンジした本棚なのでおもしろかったです。
    1冊買おうとすると、そのまわりにある2,3冊も買いたくなってしまう。つまり本屋さんの売上upにもつながるわけで…。それでも閉店ということは、世の中に読書好きって少ないんだなぁ、と再認識しました。