貨幣に正義を見たアリストテレス

貨幣経済。これは何かと批判の対象になる。

日本で本格的に貨幣が流通し始めた頃に書かれた徒然草217段
児童書と思われたミヒャエル・エンデ「モモ」の背景などに触れたり、
私自身も社会貢献について考えると、貨幣に悪役イメージをつけてしまう。

しばしば不正にお金がついて回るから目につくんだろうけど、
アリストテレスはもっとシンプルに考えて貨幣に正義を見ていた。

共同体が成立し、人々の間で友好的な関係が成立するためには、
人々が所有しているものを計量する共通する尺度が必要。

こうした目的を実現するために、

貨幣は発生したのであって、それはある意味においての仲介者となる。事実、貨幣はあらゆるものを、したがって過超や不足をも計量する。

人々の仲介をする貨幣は正義が成立するための前提であると。
なるほどこういった視点はどこかに置き忘れていた。。。

※参考図書…中山元「正義論の名著」・アリストテレスの章より